今日はちょっと変わったお話.皆さんは童謡『かごめかごめ』の歌を知っていますか?誰もが昔はこの歌で遊んだ思います.(最近の子供は遊んでないかな?っていうか知らない人いる?) かごめ かごめ かごのなかのとりは いついつであう(でやる) 夜明けの晩に 鶴と亀が すべった 後ろの正面だあれ この歌の意味って考えたことありますか?僕は,こういう普通の人からは一見どうでもいいようなことが非常に気になる性質でありまして,いろいろ調べてみたわけです. まず「かごめ」の解釈から.広辞苑をひくと,「籠目」.籠の編み目.模様や紐の編み目などが竹籠の目のように見えるもの.また,「籠目籠目」として,児童遊戯のひとつ.しゃがんで目をふさいだ一人を籠のなかの鳥に擬し,周囲を他の数人が手をつないで歌いながらまわり・・・となっていました. これをもとに解釈すると,籠目籠目,籠の中の鳥はいつ出会うのか,となります.しかし,夜明けの晩以降の解釈が釈然としません.そもそも夜明けの晩っていつ?この歌の不思議なところは,この3行目以降の歌詞にあると思うのです.さらに,1,2行目についても,僕の子供のころは「であう」と歌っていましたが,「でやる」となっている文献もあります.つまり「出る」です.そうなると,広辞苑は単純に「鳥」と解釈していましたが,その「とり」の解釈もいろいろできそうです.なんか楽しくなってきませんか?僕だけ? ということで,今は電子社会の時代,その恩恵にあずかろうとインターネットを駆使していろいろ情報を検索してみたわけです.すると結構の数がヒットするではありませんか.そこで,以下ではその中からいくつかの代表的な解釈をあげていきたいと思います. 女郎説いろいろ調べていて一番多かったのがこの説.以下抜粋. 女郎さんが、流産してしまった時に,その供養の為に唄った歌だとか.「かごめ」とは,その女郎さんの名前で,「かごのなかのとりは,いついつでやる」というのは,お腹にいる赤ちゃんがいつ出てくるかということ. 世界破滅説ちょっとおもしろかったのがこれ.以下抜粋. 「かごめ」は「籠の中の鳥」と仮定してみてくださいその「籠の中の鳥」は、地球と地球をつつむオゾン層のことをさしています「いついつ出会う」・・・これは、世紀末のことだそうですこの歌を作った時はまだはっきりと時はわかていなかったのでしょう・・・ 「夜明けの晩」はハルマゲドン・・・暗いのに明るい・・・そんな不自然さですね・・・「鶴」は北極・・・「亀」は南極・・・もう、おわかりですね北極と南極が「すべって」しまう、つまり地球は破滅してしまう・・・「後ろの正面」は、正面は前にあるものであり後ろにないものなのでないものと解釈し地球が破滅したら後ろの正面はもちろん何もかもなくなってしまうのです・・・ なるほどね.この他にも「死刑囚説」「ユダヤのダビデ説」「鶴ちゃんと亀君の悲しい話説」など,いろいろありました.まあどれもこれも信憑性はきわめて低いですが,想像するだけで楽しいものがあります.一番説得力のあるのが女郎説か.そもそもこの「籠目」の歌は出所が不明で,明治以降に広まったようです.昔から,さまざまな童謡,童話,詩歌などには表の意味とは違う裏の意味がこめられていたというのをよく耳にします.現在のように言論の自由がない当時,歌などに暗にその意味をこめることであるものを批判したりということは分かる気がします. こういうことってすごく楽しいです.すごい知識欲を駆り立てられます.あぁ,やっぱり僕はこういう文系的なほうが向いてるのかも・・・ この他にもいろんな情報お待ちしております.こんなことが気になるとか,新しい情報提供とか.あなたも雑学の道へ進みませんか? |