いざ選挙へ


 今日は驚くべきニュースがありましたね.ま,僕だけかもしれないけど.というのも,昭和の日の制定法案が廃案になったんだってね.なんでも,森政権の支持率が急降下する中で,総選挙をにらんだことらしいです.ようるするに昭和の日に対する定義,意義,考え方は変わってないんやけど,とにもかくにも廃案になったことはよかった.昭和の日なんかできたらそれこそおぞましいよね.ほんと,自民党は何を考えてるか分かりません.でも,森総理の支持率が軒並み下がる一方で,自民党自体の支持率はそんなに変わってないとか.むしろ上昇傾向にあるらしい.これまた驚き.なんでも景気対策を何とかしてほしいとかで,自民党らしい.自民党にまかせたら景気よくなるって考え方がそもそもちがう気がするんやけど.だって,バブルを作ったのも今の不景気になったのも全部自民党のせいでしょ.僕的には宮沢さんと橋本さんが1級戦犯.

 それはさておき,やっぱり恐れていたことが起こりました.小渕さんの次女が立候補するみたいです.これまた自民党らしい.だって,絶対に当選するやん.卑怯や.小渕さんのお膝元で,その小渕さんの弔い選挙を前面に出せば田舎のおっさんおばはんはこぞって投票しちゃうよ.地元の名士,お世継ぎ誕生,これからも群馬のためにってね.親の七光りってのは絶対に政治の世界にあってはならない.仮に政治家を志すにしても,今回の選挙は自粛するべき.あまりにも他の候補者に失礼.ましてや小選挙区やからね.あと,立候補するなら全然関係のない土地で立候補せんとあかんと思う.もともと組織的な地盤のあるところで戦うのはだめ.1からやらんと.政策でもって勝負して.

 やっぱり小選挙区ってのがいかんよね.民意が反映されにくい.民意が反映されないってことは自民党に有利ってことやから.自民党の人はみんなに選挙に来てほしくないんやから.これこそ民主主義の根幹にかかわる認識を誤ってるよね.でも,こんな政界にしてしまったのは,ほんとは僕らが悪い.そ,投票に行かない人がたくさんいるから.よく,「無党派層」という言葉を耳にします.僕なりの定義では“特定の支持政党を持たない有権者”ってことです.この定義に照らせば僕も無党派層です.特定の不支持政党は持ってるけど.どこでしょう?ばればれ?

 しかし,世の中には「無党派層」という言葉を間違って認識している人が多い.どうせ投票に行っても政局は変わらんし,魅力のある政党,政治家もいないし,もう政治なんて汚れてる,だから投票に行かないっていう人.そう,そこのあなた!どなた?あなたは無党派層ではない.そういう人は「無資格層」です.たとえどんな理由があろうとも自主的に投票に行かない.要するに有権者ではないのです.だからもちろん政局に口を挟む権利,資格はない.そういう人は,仙人のように俗世を離れ国の行く末を眺めていてください.無党派層はちゃんと投票に行く.精一杯自分の意思を示す.たとえ,その候補が落選しようとも,政権が,地元に公共事業もって行くことだけしかしない政党や,宗教団体の組織票に支えられている危ない政党に握られようとも,投票に行く.

 もし,無資格層の一人一人が意識改革を行って,投票に行けばおそらくすごい変化が起こる.特に,都市部の無資格層がこぞって投票に行けば(そもそも地方には無資格層も,無党派層もあまりいない.),自民党の議席は大幅に減るでしょう.また逆に自民党が議席を伸ばしたとしても,それは民主主義の国だから仕方がない.正当な民意の表れでしょう.それなら納得する.

 だから,みなさん,投票に行きましょう.ちゃんとした有権者になりましょう.はっきり言って,この国はかなり瀕死の状態です.楽観視はしていられません.きちんと支持できる候補を見極めましょう.信用できる政党を探すのはかなり難しいですが.

 余談になりますが.僕はよく共産党の候補に投票します.だからといって共産党を支持しているわけではありません.あわよくば,共産党が政権を取り,国中が慌てふためく様子を見たいのです.そうすれば日本の政治も変わると思って.ただ,悲しいかな共産党も責任のある政党ではありません.自民党を批判するだけの政党といわれても仕方がない.なによりもがっかりしたのは,神戸空港の建設中止を求めて市長のリコールの為の署名運動に関して.前回の,住民投票を求める署名運動のときには共産党も参加して一様住民投票は実現したのですが,今回は,共産党は参加しなかった.ここって時に腰が引けたり,肩透かしを食らわせるのがこの政党です.不破さんもっとしっかりしてよって感じ.

 とにもかくにも選挙です.頑張って行きましょう.

 


 

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