ちょっとだけ言わせて


 しばらく更新をサボっています.まあ,もうすぐ総裁選とということで少しだけ.友達のサイトにも総裁選のことが載ってたからなんやけど,いろいろ思うとこがあって.

 最近の新聞にはえげつない記事が載っております.自民党の党員になった覚えがないのに,投票用紙が送られてきて,確認してみるといつのまにか家族全員が,党員・党友になっていたとか.あるいは白紙で投票用紙を回収するように要請があったとか(もちろん回収した投票用紙には自民党幹部が橋本の名前を書く).他には派閥の引き締めがどうとかこうとか.

 派閥政治の象徴的存在が野中のおっさんなわけです.恥ずべき京都選出の代議士なんやけど,こういう体質はもちろん昔からあった.ただ,昔はそんなに躍起にならなくても派閥の論理で物事はうまくいっていた.でも今はそうとはならない危険性がある(と思い込んでいる)から,党幹部は締め付けを強めている.
 自民党を支えているのは圧力団体というか,職域団体です.例えば,日本遺族会,日本医師会,特定郵便局幹部からなる団体(名前は忘れた),あとは反創価学会系の宗教団体とか.そうそうたる面々です.とてつもない巨大な勢力を誇る職域団体です.こういう組織票があるから自民党はなかなかつぶれない.だから,自民党はこれらの団体の利益に反する政策は絶対に実行できない.その典型が郵政事業の民営化.医療制度改革.
 団体は団体でその影響力を保つために組織的に票をかき集めて回る.だから,自分の団体に属する人間を勝手に党員に仕立て上げたりしている.KSDなんかもね.

 こういった一部の組織人間に日本の政治は仕切られている.僕らがいくら頑張ったって,この総裁選に手出しはできない.じゃあどうする?あきらめる?
 いやいや,この状況をしっかりとみんなが目に焼き付けとかなくちゃ.一般の有権者をばかにさせたらだめ.一人一人がそう心に誓うだけで夏の参院選は劇的に変わる.そう,本番は夏だ!!

 



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