ポートランドより vol.05


 今回の話題はクリスマスです.日本でも,クリスマスといえば,クリスチャンでなくてもなんとなくそわそわして,楽しくなるもんですが,やっぱり,アメリカは盛り上がり方というか,クリスマスの重みが全然違うといういうのを実感しました.

 ポートランドでは1ヶ月ほど前から,パイオニアスクエア(ダウンタウンの中心部にある広場)にクリスマスツリーが設置され,夜にはライトアップされます(写真左).また,家の中でもクリスマスの飾り付けが始まり,みんなお祭り気分になっていきます.息子たちの学校はクリスマスの1週間ぐらい前から冬休みになり,もう彼らの頭の中は,クリスマスプレゼントのことでいっぱいになります.巷は,クリスマスプレゼントを買う人々であふれかえり,すごい盛況ぶりです.日本の不景気がうそのような消費ぶりです.

 クリスマスイブの日は息子たちが父親の実家にディナーを食べにいっていたので,その間に,僕と,TraceyとMegan(姪っ子)はクリスマスプレゼントの包装に追われていました.クリスマスプレゼントはすべて,クリスマスツリーの下に置いておき,クリスマスの朝にいっせいにみんなであけます.それとは別に,イブの夜に開けるようのプレゼントがあり,それをみんなで,それぞれあけました.その中身は,全員パジャマで,これはこの家だけの習慣かもしれませんが,みんなで新しいパジャマを着て,クリスマスに備えるといった,面白い趣向でした.僕も新しいパジャマをもらい,感激したのを覚えています.

 25日は朝の4時ごろから,息子たちが起きだし,僕らをじゅんに起こして回っていきます.そしてみんながそろったところで,いよいよプレゼントをあけるのです.NickはCDコンポや靴下など,Jeffはゴルフクラブなどいろいろもらっていました.僕は彼らにTシャツを贈りました.さてさて,僕はみんなから,マフラーやら,Tシャツやら,カレンダーやら,そして上記写真右に写っている,おじいちゃんおばあちゃんからはセーターをもらいました.あんまりプレゼントを期待していなかった分,すごくうれしかったのを覚えています.

 そしてその日は,親戚一同が,料理を持ち寄って集まって,みんなで昼食を取ります.お祈りをしてから,肉だの,パイだのをいやっていうほど食べます.どれもおいしかったのですが,全部の種類を食べるのはかなりきつかったです.と,いいつつ,お代わりしている自分にも驚きましたが・・・右の写真はサンタクロースを形どったパンです.すごいでしょ?

 まあこんな感じで,クリスマスは過ぎていったのですが,ほんと楽しかったです.やっぱり,クリスマスはアメリカで過ごすのがいいなぁって思った22歳の冬でした.

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