ようやく,苫小牧に帰ってきた僕.さて次はどうしよう.とりあえず札幌に向かうことにした.札幌には・・・そう,ビール工場がある.札幌といえばサッポロビール.ビール工場に行けばただでビールを飲むことができる!ということで,飲む気まんまんでサッポロビール庭園に向かった. サッポロビール庭園駅から歩いて数分,ビール工場に到着.中には大きな駐車場.ほとんどの人は車で来ているみたい.確かに,庭園駅で降りたのは僕だけやった・・・でも,みんなビールを試飲に来ているのにこうも公に駐車場があるとは. そして,中に入る.受付があったので見学したい旨を伝えると,見学の札をもらって手荷物を預かってもらった.とても丁寧な対応で,僕はそのお姉さんに恋をした.淡い恋.それだけでもここに来た甲斐があった.天使のような微笑を浮かべてそのお姉さんは見学用のバスがもうすぐ発車することを伝えてくれた.僕は顔を真っ赤にしてお礼を言うと,バス乗り場に急いだ. 工場見学はいたってシンプルで,ひたすら自分のペースで醸造過程を見ていくといった感じ.まあ,予想通りな普通な工場の風景を見ることができる. 受付のお姉さんとの触れ合いのあと,ビール工場を後にした僕は小樽へと向かった.この前のフェリーを使った旅行ではこの小樽が最初に訪れた土地であったので,北海道では一番なじみのある都市でもある. で,小樽の町の散策.運河方面に歩いていく.手宮線の跡とかを見ながら運河地区を散策.オルゴール館とか,みやげ物とか,あぁ前も来たなぁと思いながら歩く.雨のせいか人通りも少なく,なんとなく沈んだ雰囲気.で,今日の宿はどこにしようかとぶらぶら歩き回って運河の真中ぐらいにある公園に来た.雨も収まってきたので,ベンチにこしをかけてボーっとする.おもむろに寝袋を取り出すと,ベンチに広げてその中でうとうと.まだ観光客もちらほら歩いていたので,その視線が刺さる.どうやらそこは記念撮影のスポットらしく,やたらと観光客がやってくる.みんながみんな,指すような視線を僕に向けそれでいて,僕がそのほうを見ると一斉に視線をそらす.あぁ,完全に怪しまれてる.ホームレスもこういう視線をいっつも浴びてるのかと,妙に納得. そんなこんなしているうちに,北海道を旅行していた友達が小樽に来ているというので会うことにした.車で来ている友達もいたので,そん車に乗せてもらい札幌に向かった.札幌にはサークルで一緒だった先輩が住んでいるので訪ねる事にした.その先輩はフルフラットになるワンボックスの車を持っていたのでその車を借りてその中で一夜を明かすことになった. それから先はまた別のお話. 北海道 TOP |
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